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新ウミクニ神話

新クニウミ神話-ZONE-  20014年4月出版

新クニウミ神話
核の脅威を受けたヒロシマを再び襲った悲劇、その五年後の物語。
未曾有の核兵器テロに見舞われた広島で、事故調査を続ける「わたし」が出会った被害者であるひとりの詩人。彼が語る真実とは──
神話、寓話、故事をもとに編み出された、珠玉の短編集。
四編を収録。

その時だった。
太陽が、突如地上に墜落しtかのような閃光が、ターミナルの奥から照射してきた。
次いで、耳を劈く爆音。
一瞬の事変が、低速度(スローモーション)になって体幹の奥深く膏肓(こうこう)を貫いた。
衝撃波が身体の動きを封じ込め、立ち上がろうとしたわたしの肢体は、再び地面にたたきつけられ減り込まれた。
物という物、人という人が、渾然となり、辺りに飛び散る。
──『新クニウミ神話-ZONE-』より

概要

五年前、国際フォーラムを迎えようとしていた広島で起きた、核兵器によるテロ事件。死者は二万人を超えた。事故調査を続ける「わたし」は、被害者であるひとりの詩人と出会う。彼が語る真実とは──。核の脅威を受けたヒロシマを再び襲った悲劇、その五年後の物語を描いた表題作。
その他「一炊の夢」「マッチ売りの少女」「エディプスとアンティゴネ」の三編を含む全四編を収録。

ストーリー

「一炊の夢」弟の治療費を稼ぐため夜な夜な街に出ては客を取る英子。そんな殺伐とした日々を送る彼女にも胸の奥に秘めた恋心が。ある夜、その意中の“青年”方から英子に声をかけてくる──。
「マッチ売りの少女」勾引(かどわ)かされて“業罪の街”に連れてこられたソーニャ。娼婦となることを強要され、元締めの暴力と搾取に耐える日々。身体は汚(けが)れようとも心だけは清廉であろうと誓うソーニャ。いつか故郷へ帰れる日が来ると、それだけを信じて──。
「エディプスとアンティゴネ」男が目覚めると、記憶喪失で荒野にたったひとり。血まみれのシャツを身につけ、傍らには大金を詰め込まれたずだ袋が。経緯も分からぬまま”お尋ね者の身”となった男。途中行きずりの女に助けられ逃走劇を繰り広げるのだが──。
四編すべてにおいて結末に大どんでん返しが控えており、驚愕の事実が待ち受けている。

ご注文方法

新クニウミ神話-ZONE-
著者:青桃(あおもも)
≫プロフィール
出版社:文芸社
定価:¥1,300(税別)
新クニウミ神話
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